2017年01月19日

海洋散骨を行う際に知っておきたいこと

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海洋散骨は、火葬された後の遺骨を細かく粉末状にし、海に撒くという葬儀の方法です。死後は大自然の海へ還りたいと希望される方や、特定のお墓を持つ必要を感じない方、あるいは何らかの事情によりお墓を持てない(入れない)方などに向いている方法だと言えます。散骨する場所としては、海岸から1海里(1.852km)ほど離れた海上で行われるのが一般的であり、船に乗って行われるほか、ヘリコプターなどが活用される場合もあります。海洋散骨の依頼は専門業者が請け負っており、その散骨方法には業者やプランによってさまざまな種類があります。

まず1つ目の種類は、貸切で行われる「個別散骨」であり、故人の親族や友人といったプライベートな関係者のみで行えるため、まわりに気を遣うことなく故人とのお別れができるということが特徴です。2つ目に挙げられるのは、複数のグループ(複数の家族など)で船に乗合をする「合同散骨」であり、個別で行うより費用が安く済むというメリットがあります。そして3つ目は、業者へ遺骨を預けて、その業者に散骨を行ってもらうという「委託散骨」であり、個別散骨や合同散骨より費用が安いというメリットがあるほか、体力的な問題などで参加できない場合にも便利だと言えます。

さらに委託散骨のサービスでは、記録写真や証明書を出してもらえる場合が多く見られます。また、海洋散骨を行う際の注意点としては、まず遺骨を粉末化することが挙げられ、一片の大きさが2mm以下になるまで砕くというのが一般的なマナーになっています。さらに養魚場や養殖場、航路は避けて行うことや、自然に還らない(自然環境に良くない)副葬品を撒くのは控えるということも注意する必要があります。

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公務員の葬儀実体験☆柴田の体験談
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