葬儀に参列するときに社会人として大切なのは、マナーを覚えておくことです。身内として参列するときは特有のマナーがありますので、インターネットを活用して、葬儀での親族マナーを確認しておくとよいでしょう。葬儀での親族マナーの一つは、お通夜と葬儀を通してブラックフォーマルを着用することです。
女性の場合は、お通夜の席では洋装、葬儀では和装をするのが基本です。ただ、現在は喪服が和装でも洋装でも特に格の違いはないと言われています。そのため、和装に慣れていない若い世代の人は、無理に和装にこだわることなく、洋装で参列するようにしましょう。
また、身内として葬儀に参列する場合は、香典の相場も頭に入れておかなければいけないマナーの一つです。故人と自分の関係や年齢によって微妙に金額が異なるものの、自分の両親や義理の両親の場合は10万円、祖父母や兄弟は5万円、叔父や叔母などその他の親族の場合は3万円が相場だと言われています。この相場を頭に入れた上で香典を包めば、問題が生じてしまう心配はありません。さらに、親族として葬儀に参列する場合は、供物のことも考えなくてはいけません。ただ、式場の規模や故人の希望で喪家側が供物を不要だとしていることもありますので、事前に喪家に確認を取ってから供物の手配をするようにしましょう。