2019年07月16日

真言宗の葬儀で気をつけなければならない点

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真言宗の葬式では、気をつけなければならない点があります。それは焼香の回数です。通常のお寺における葬儀では、焼香の回数というのは、1回か多くても2回が一般的ですが、真言宗は違います。そこでは原則として3回焼香するのが決まりです。

どうしてそうなっているのでしょうか。それには確たる理由がありました。3回という回数である理由は諸説があります。まず3業(身、口、意)を極めるという意味合いがあります。三宝(仏、法、僧)に帰依するという意味合いもあります。

さらに三毒(貪・瞋・癡)をなくすなどの諸説があります。それから使われる数珠は玉が108個のタイプのものが正式とされています。両手の中指に数珠を支えて、両手を擦り合わせて音を立てるのが大きな特徴です。ご焼香や数珠の作法は地域によって異なります。

自分でよくわからないと思ったら葬儀社やお寺に連絡して、前もって確認を取っておくと、安心して葬儀に出席できます。最後になりますが真言宗の開祖は弘法大師ですが、空海と呼ばれています。空海は平安時代ですが一衣帯水の隣国である中国へ渡って、そこで仏教を学んでから、日本に戻ってからその教えを広めたということです。

真言とは、仏様の真実の言葉という意味あいです。