真言宗の葬式では、気をつけなければならない点があります。それは焼香の回数です。通常のお寺における葬儀では、焼香の回数というのは、1回か多くても2回が一般的ですが、真言宗は違います。そこでは原則として3回焼香するのが決まりです。どうしてそうなっているのでしょうか。それには確たる理由がありました。3回という回数である理由は諸説があります。まず3業(身、口、意)を極めるという意味合いがあります。三宝(仏、法、僧)に帰依するという意味合いもあります。